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2017年08月23日

備忘録(悪性黒色腫について)

以下は息子に関するあくまで個人的な備忘録です。

備忘録.jpg
2017年8月21日撮影

2016年3月(10歳4カ月)
ペットドックで肺に腫瘍発見。
直径3p。
確認のため麻布大学にてCT検査を受ける。
間違いなく腫瘍あり。
悪性か良性かは切除しないと分からないとのこと。
高齢のため切除は見送る。
以降、2週間に1回の割合でインタードッグを投与する。

このころから涼しい玄関土間が気に入り、
昼夜問わずそこにいるようになる。

2017年GW前後(11歳5カ月)
フローリング床で立ち上がる際にふらつくようになる。
加齢のためと理解。

2017年6月下旬(11歳7カ月)
気温30度を超えると同時に自発的には食事をしなくなる。
産まれてからずっと夏は食欲がない&老犬なので仕方がないと理解。
ドライフードにヨーグルトや粉チーズを掛けて、
手から直接与えるようにする(朝夕2カップずつ)。

2017年7月中旬(11歳7カ月)
急に夜鳴きをするようになる。
暑さのせいと思い、はじめて一晩中クーラーをかける⇒効果なし。
ネットで調べて認知症と判断。
嫁が玄関横の和室で寝るようにする⇒いくらか改善⇒3日後再発⇒寝られない毎日開始。
日中に寝て、夜間目が冴えないように、
昼間は玄関でラジオをかけっぱなしにする。

2017年7月26日(11歳8カ月)
歯磨き時に右上の歯茎奥に直径2pほどの肉の塊を発見。
裏返すと歯に当たっているようで膿んでいる。

腫瘍1-1.jpg

腫瘍2-1.jpg


その場で近所の獣医師に電話。
みっともない&鳴くのはこれが痛いせい? ということで切除を依頼。
7月29日(土)〜30日(日)にカヌーキャンプなので、
8月1日(火)に切除が決定。
キャンプ時は、河原で立ち上がるときにウミガメのようにもたつくが、
そのほかは元気に過ごす。

2017年8月1日(11歳8カ月)
手術前に血液検査と肺のレントゲン撮影を行う。

「血液検査の結果は問題なし」
「肺の腫瘍は直径10p。大きくなるのが極めて遅い」
「だから手術をするのは問題ない」

と報告される。⇒胸を撫でおろす。

しかし、
「歯茎の腫瘍を実見すると想定してたよりも大きい」
「そのため手術時に多めに出血するはず」
とのことで術後は1日だけ入院することになる。

術後に電話あり。
問題なしの報告。

2017年8月2日(11歳8カ月)
息子を迎えに行く。
対面するとほとんど歩けない状態。

50m歩くと休んでしまう。
手術前は毎日1kmを朝夕歩いていた。
また、手から食事をあげても一切受け付けない。
獣医師いわく「1週間もすれば元に戻る」

2017年8月3日(11歳8カ月)
一切食事を受け付けない。
再度獣医師を訪問。
寝かせて口の横から缶詰フードを与える方法を教わる⇒いやいや食べるようになる。

以降、朝を迎えるごとにできないことが増えていく。
きのう上れた坂が上れない。
きのう上がれた階段が上がれない。
きのうできた「お手」ができない。

2017年8月14日(11歳8カ月)
インタードッグを投与しに行く。
検査の結果、口の腫瘍は悪性黒色腫(メラノーマ)であることが判明。
獣医師は
「転移性の極めて強い最悪の癌だが、これによる影響よりも老衰の方が早いでしょう」
という見解⇒納得。

食欲増進剤としてリフレックス15rを処方⇒まったく効果なし。

2017年8月18日(11歳8カ月)
散歩400m(朝夕)&ドライフード1杯と缶詰(朝夕)まで回復。
しかし、夜鳴き悪化。
嫁が抱きかかえても一晩中鳴き止まない。

たまらず、朝一で獣医師へ。

・夜鳴きに認知症薬(ドネペルジル4.5r)、効果なしの場合のために睡眠薬(ジアゼパム10r)を処方。
・食欲増進にステロイド(プレドニゾロン10r)を処方⇒まったく効果なし。

夕方に認知症薬ドネペルジル4.5rを与えたところ、倒れたまま立とうとしない。
無理やり散歩に行くと10mほどしか歩かない。

この時点で私も嫁も誰であるか判別できない様子。
時々目の焦点が合っていない。

「微妙な反応だが、夜もおとなしいままかも?」と期待するが、
夜11時を過ぎる大絶叫の夜鳴き開始。
夫婦とも朝まで寝られず。

2017年8月19日(11歳8カ月)
本当に困ったときに行く癌の専門医へ。
GWから現在までの話をし、
1.食事をさせたい
2.夜鳴きを止めさせたい
と相談。
回答は、
「手術によって脳圧が変化して、もともと転移していた脳の癌の炎症が酷くなった可能性がある」
「くわしくはCT検査をしなければならないが、この歳でそれはかなりの負担」
「現在処方されているステロイドでは足りない。3倍にすれば炎症が抑えられて、一時的ではあるが手術前の状態に戻るかもしれない」
「しかし、長くはもたない。いずれ脳の腫瘍によっててんかん発作が出るはず。そのときは睡眠薬の座薬を投与する」
⇒一時的でも結構! と期待に胸がパンパンに。

「夜鳴きは脳の炎症or認知症なので睡眠薬を与えるしかない」とのこと。

1.食欲増進&運動機能向上にステロイド30rと副作用対策の肝臓+胃薬を処方。
2.夜鳴きに座薬の睡眠薬(ダイアップ10r)を処方。

午前中に帰宅し、期待に胸を膨らませてステロイド30rを投与。
⇒すぐに余計にぐったり。立とうとしない。

夜はジアゼパム10rを投与⇒1時間後に起床⇒夜鳴き
ダイアップ10rを投与⇒3時間後に起床⇒夜鳴き

2017年8月20日(11歳8カ月)
早朝ついに横になったまま脱糞。
自力で立ち上がって排せつ不可に。
癌の獣医師に電話。
「想定以上に脳の癌が大きくなっている可能性が高いです」
「突然衰えたのは手術がきっかけでしょうが、どちらにしても近いうちに同じ状態になったでしょう」
「もう、手の施しようがありません」
「とにかく、寝たきり介護を開始して、夜は飼い主が寝られるように睡眠薬を与え続けてください」

2017年8月22日(11歳8カ月)
前日の朝から大便なし。
小便は私が抱えて外に出し、腰を持ち上げることで排せつ。
まだ、前足には力が入っている。
大便は就寝前に嫁の指にて排せつ。

2017年8月23日(11歳8カ月)
この日に限って朝になっても大型犬ならではの野太い声で吠え続ける。
「うぉん! うぉん!」と休むことなく。

まだ、体力はあるな、
と小便のために腰を持ち上げて立たせようとするが、
前足にも力が入らず、どうしても立ち上げれない。
立ち上がる気力もない様子。
全身がふにゃふにゃでタオルで作った重さ31s(絶頂期より10kg以上減少)のぬいぐるみのよう。

吠え続けたまま午後になる。
近所中に響き渡る野太い鳴き声。

漏らしてもいいように玄関土間中にペットシーツを敷き詰めているが、
前日夜から小便なし。
獣医師に相談⇒カテーテル購入。
午後2時頃カテーテルにて小便排せつ。

食事として缶フードを口の横に入れるが、
まったく噛もうとしない。
水を飲むついでに飲み込んでもらおうと、
注射器で口に水を入れるが垂れ流し。
あきらめて3分ほど声をかけ続けると突然噛み始める。
そのまま一缶を完食。
希望を感じ、寝たきり介護を続ける覚悟を決める。

同時に左下の歯茎に直径1pほどの真っ黒い腫瘍を発見。

食事が終わってしばらくすると再度吠え始める。
夕方に癌の獣医師へ電話。院長不在で代理の獣医師回答。
「吠えるのは痛いとか何かしてほしいとかではないと思います」
「おそらく脳腫瘍によって意味なく吠えているのでしょう」
「鎮静剤もありますが刺激が強いのでお勧めできません」
「睡眠薬を投与し続けるしかないでしょう」

以下、このブログ公開後
2017年8月23日午後8時50分(11歳8カ月、9カ月まであと3日)
帰宅した嫁が10分くらい撫でると時々鳴き止む。

入浴後に、いつも涼しい玄関土間にいたがるが我々が食事するときは一緒にいられるリビングがいいだろう、
と抱きかかえて移動。
息子がお気に入りのテレビの脇へ。

5分ほど吠えるが、テレビを観はじめると静かに。
しかし、15分ほど経つと息が荒くなる。
テレビを観ながら3分ごとに大声で「オレはここにいるよ! 安心しなっ!」と声をかける。

そのままさらに15分。
突然眼を「カッ!」と見開き、酸欠したように
「がっ!・・・」
と叫びながら口を最大限に広げる。

すぐに飛んでいき、名前を大声で呼びながら心臓をマッサージする。
(この事態を想定していなかったのでやり方は適当)
嫁が浴室から駆けつけてきたのでマッサージを交代。
続けて2回「がっ!・・・」「がっ・・・!」と叫ぶ。

てんかんには見えないが座薬を入れようと肛門を見る。
少量の脱糞。
大きく開く肛門を確認。
旅立つ。

ベストは尽くしたつもり。
しかし、2つだけ心に引っ掛かるものがある。

・なぜ、どの薬も効果がなかったのか
・なぜ、最期の日は1日中吠え続けたのか

*後日、近所の獣医師とブリーダーへ報告したときの意見
獣医師
・手術前の血液検査では異常なし
・手術前の肺のレントゲンでは転移なし
・この状態で脳に転移して20日あまりで死亡するのは早すぎる
・死因は老衰だと思う
⇒だからどの薬も効果がなかった
⇒歩けなくなって20日程度で死亡することはあり得る

ブリーダー
・口の腫瘍が原因で眼球が押されたり、食事ができなくなるケースはある
⇒自分でも切除を希望したと思う
・老犬は半日入院しても人間の3日くらい寝たきりになるのと同じだから、その間に筋力を失って歩けなくなることはある
・バーニーズはステロイドに弱く、投与後にぐったりする子は多い
⇒投与しなければ分からないのでいったんは試すべき
・肺に転移がなくても脳に転移することはあり得る
・老衰にしては展開が早すぎる
・死因は脳への転移だと思う
⇒たとえゴールデンウィークに気づいたとしても対処のしようがないので結果は同じ
・老犬が夜鳴きをするのは不安だから
⇒一緒にいるしかない
・最期の日に鳴き続けたのは多分死期が迫っていたので不安だったから
・バーニーズ、しかも男の子で11歳8カ月は長寿トップクラス
⇒常に20〜30頭いるブリーダー犬の平均は約9歳

どんなに専門家に意見を求めても、
火葬後に正解を得られないのは百も承知。
でも、もし老衰ならば生きられるだけ生き切ったということ。
親としては幾分心が軽くなる。
また、おそらく100頭以上のバーニーズを目の前で看取ってきたブリーダーに、
共感していただいたことは、かなりの救いとなった。


posted by zenta at 19:12 | Comment(2) | バーニーズマウンテンドッグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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