ナポリタンマスティフの顔は
半端じゃなくでかい！！
ナポリタンマスティフに初めて出会ったのは９０年代後半、私が札幌に転勤していた時だ。
アパートの近くに”ワン・ニャン村？”みたいなのがあったので、暇つぶしに行ってみた。
当時ドッグショーに行ったことがないので、普段見ることがある犬種は近所の柴犬やゴールデンレトリーバーばかり、特に超大型犬は、たま〜にグレートピレニーズを見かけるくらいで、トンとご無沙汰だった。
まったく中がどのようになっているか分からず、中に入って行くと・・・。
すっげ〜！
いるいるいっぱいいる。
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（おお！ついにペット部門１０位以内に入りました！ありがとうございますすす！！）
小学校の体育館ぐらいの広さのスペースにゲージが、ずらーっと並び、２０種類くらいのワンコが入っている。
すべてナデナデＯＫだ。
特に大人しそうな、ピンシャー、白芝（真っ白な柴犬）などの小型犬やグレートピレニーズはゲージの外に出ているので、ナデナデし放題だ。興奮しまくりだ！
その中でもひときわ異様な物体が・・・。
見た瞬間
ギョっ！！！Ｘ５
っとするモノがでっかいゲージに入っている。
・ハリウッド映画で使った犬型ロボットの模型か？
・神社の狛犬（コマイヌ）を飾っているのか？
・もしかしてイベントで人が入っているのかも？
がしかし、そいつはなんとヨダレをだら〜っとたらし動いたのだ。
再び
ギョっ！ギョっ！ギョっ！
ありえない。こんな生き物がいたとは！？
その名は
ナポリタンマスティフ↓
http://www.jkc.or.jp/world_dog/group2/19.html
＊マスティフの知能順位は７２位／７９位。どんなに優秀な飼い主でも訓練するのはかなり苦労するようだ。
↑どうよ！？この迫力。顔は私の１．５倍はあった。
かつてローマ帝国で軍用犬として使われていたマスティフをイタリアでペット用にしたものらしいが、その時代のマスティフは、なんと体重
１４０ｋｇ！！
理解できますかぁ〜！！？？体重１４０キログラムですよ〜。
朝昇龍並みですよ〜。
そいつをペット用にしたとはいえ、現在でも７０ｋｇ以上！
それでこの面構え。
さすがのデカイもの好きの私もビビって触れないでいると、飼育係のおね〜さんが、
「この子はおとなしいから、触れますよ！撫でてみてください。」
とのこと。
かわいいおね〜さんにそう言われれば撫でないわけにいかない。
ファイト一発気合を入れて、ちゅうちょすること５分。
「えいっや！」
でナデナデすると、
なんてかわいいんでしょう〜。
手にすり寄ってくるは、ベロベロなめてくるはで、デレデレの甘えん坊。
やっぱりワンコはどんな犬種でも分かり合えるものなのね。
当時ラブラドールに決めかけていた私は一瞬
グラッ
っと来たがやはり
”ビッグ＆ファニー”
を家訓とする我が家に神社の狛犬(コマイヌ）は似合わない。
ヨダレで上半身グッチョリになりながら、他の大型犬を探すのだった。
つづく。
＊最近になってこのナポリタンマスティフを飼っている方と出合った。その方は以前土佐犬で闘犬をしていたそうだ。その方いわく、
「ナポリタンマスティフと土佐犬は性格がそっくりです！」
また、別の闘犬フリークいわく、
「土佐犬を闘犬に育てるには、わざと暗くてジメジメしたところで育てるんだよ。陰気な性格にして凶暴にするんだ。あと服従させるために時々理不尽に木刀で”エイ！ヤー！”ってやっちゃうんだ。それくらいしないとこの犬種は飼い主の言うこと聞かないんだよ。」
・・・。やっぱり私には無理な犬種だったのだ。
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